スラッシュコマンドリファレンス
各 deploygate:* コマンドは、エージェントがエンドツーエンドで進める高レベルなワークフローです。このページは どんなときに使うか/何が起きるか/結果として何が得られるか をまとめた早見表です。手順を覚える必要はありません — エージェントが判断ポイントごとにユーザーに確認します。
Claude Code では /deploygate:<コマンド名>、Codex では $deploygate:<コマンド名> の形で呼び出します。このページでは以降、Claude Code 形式の /deploygate:* で統一して表記します。
初めての方は、このページよりも先に はじめかた をご覧ください。
/deploygate:setup
初回利用時の推奨エントリーポイント。 「アカウントがあるかも」という状態から「テスターがビルドをインストールできる」まで、1 つのガイドで連れていってくれるコマンドです。
次のような場面で使います。
- DeployGate にまだ一度もアップロードしていない
- 配布ページを新しく作りたい、または再構成したい
- iOS ビルドがコード署名や Provisioning Profile のエラーで失敗している
- テスターから iOS の Ad Hoc / Development ビルドがインストールできないと報告された
- アップロード通知を Slack / Microsoft Teams / Chatwork に連携したい
得られるもの: ログイン済みの状態、アップロード済みのアプリ、共有可能な https://deploygate.com/distributions/{key} 形式の配布 URL、(任意で)チームチャットへの通知連携。
進行する流れ:
- サインアップ/ログイン — ブラウザでの承認操作。一度承認すれば以後のセッションでも引き継がれます。
- アプリのアップロード — プロジェクトをビルドしてアップロード。iOS の場合はシミュレータビルドも併せて作成し、ブラウザで Instant Device プレビューを利用できます。
- 配布ページの作成 — 用途(Development / QA / Beta)を選び、共有用の公開 URL を取得。
- 通知連携 — Slack / Teams / Chatwork の通知設定ページをブラウザで開きます。
- iOS テスター登録 (iOS のみ) — Provisioning Profile に未登録のテスター端末がある場合、デバイス ID を集めて Profile を更新し、リビルドして同じ配布ページに再アップロードします。
ひと通り完了したあとは、CI 設定、Android SDK、メンバー招待への案内が続きます。
/deploygate:deploy
セットアップ済みプロジェクト向けの高速パス。 日々の「新しいビルドを配布する」ループはこのコマンドで完結します。
行うこと:
- プロジェクトが Android か iOS かを自動検出
- 適切なツールチェーンでアプリをビルド
- 現在の Git ブランチとコミットからアップロードメッセージを自動生成
- ビルドをアップロードし、新しいリビジョンの URL を表示
オプション(コマンドの後にインラインで指定):
| 書式 | 効果 |
|---|---|
/deploygate:deploy to "Beta" | Beta という名前の配布ページを対象にする |
/deploygate:deploy to key:abc123def456 | そのアクセスキーの配布ページを対象にする |
/deploygate:deploy with message "hotfix build" | 自動生成されるアップロードメッセージを上書き |
未ログイン、iOS のコード署名エラー、テスターのインストール失敗など、アップロードを止める要因がある場合は、リカバリーフローを担当する /deploygate:setup に自動的に引き継ぎます。
Android Studio の Instant Run / Apply Changes で生成された APK は不完全なため使用しないでください。常にフルな Gradle ビルドを利用します。
/deploygate:ci-setup
自動アップロードと PR 連動配布の CI/CD ワークフローを生成します。
以下のファイル有無から CI を検出します。
| 検出対象ファイル | プロバイダ |
|---|---|
.github/workflows/ | GitHub Actions(同梱テンプレートを使用) |
bitrise.yml | Bitrise(公式 DeployGate ステップを使用) |
.circleci/config.yml | CircleCI |
codemagic.yaml | Codemagic |
| なし | 新規セットアップには GitHub Actions を推奨 |
GitHub Actions で生成されるもの: GitHub Actions テンプレート で説明する以下のテンプレートのいずれかまたは両方を .github/workflows/ 配下にインストールします。
deploygate-upload.yml— main ブランチへの push でアップロードdeploygate-pr.yml— PR ごとの配布ページ(QR コード付き、PR クローズ時に自動削除)
必要なリポジトリシークレットの設定もガイドします。メンバーの入れ替わりでワークフローが壊れないよう、個人トークンではなく プロジェクト API キー の利用を推奨します。
gradle-deploygate-plugin を導入済みの Android プロジェクトには、ビルドとアップロードを 1 コマンドで実行する ./gradlew uploadDeployGateDebug 構成も提案します。
/deploygate:sdk-setup
Android アプリに DeployGate SDK を追加 します。クラッシュレポート、リモートログ、画面キャプチャによるバグ報告が利用できるようになります。
/deploygate:setup を経由してアプリを 1 度はアップロードした 後 に実行してください。SDK の機能は DeployGate 経由でインストールされた場合のみ有効化されます(Android Studio から直接実行した場合は有効化されません)。
このコマンドが整える内容:
-
release ビルドに SDK コードが含まれないよう、debug / release を分離:
dependencies {debugImplementation("com.deploygate:sdk:4.9.0")releaseImplementation("com.deploygate:sdk-mock:4.9.0")} -
一般的なアプリでは初期化コードは不要です。マルチプロセスのアプリのみ、
Application.onCreate()に 1 行追加します。 -
任意で
gradle-deploygate-pluginを導入し、ビルドとアップロードを 1 コマンドで実行可能にします。export DEPLOYGATE_API_TOKEN=your-token./gradlew uploadDeployGateDebug
導入後は新規ビルドのアップロード、DeployGate 経由でのインストール、ダッシュボード上で「launch」イベントが確認できることまでをガイドします。
iOS SDK
iOS SDK は現在、新規プロジェクトへの導入を推奨していません。 現行 SDK には Swift Package Manager 非対応・シミュレータビルド無し・module map 無しといった制約があり、現在再設計中です。配布、Instant Device、通知などの主要機能は SDK 無しで利用できます。/deploygate:sdk-setup で iOS について尋ねると、これらの状況を説明したうえで導入を見送る案内をします。
/deploygate:logout
このマシンから DeployGate からサインアウトします。サーバー側のログインも失効させ、ローカルの認証情報も消去します。再度ログインしたいときは /deploygate:setup(または他の任意のコマンド)を実行してください。