2つの配布方法について
ここではDeployGateが提供している2つの配布方法、「メンバーへの配布」と「リンクによる配布」について説明します。
配布方法に関わらず、Ad-Hocビルドを配布する際はProvisioning ProfileへのUDIDを追加する必要があります。In-House配布の場合はUDIDの登録は必要ありません。
最適な配布方法を選択する
DeployGate で他の人にアプリを共有するには2つの方法があります。
- メンバーへの配布
- リンクによる配布
開発のフェーズや行いたいテストの内容によって、最適な配布方法を選択してください。
メンバーへの配布
メンバーへの配布は、開発者やチーム内のQAテスター向けに配布する場合を想定しています。
配布対象のユーザーは、DeployGateに登録する必要があります。
特徴
メンバーへの配布では、以下のことが行えます。
- アプリをインストールできるメンバーの権限管理
- 過去のアプリリビジョンのインストール
メンバーはDeployGateに各自のアカウントでログインを求められるため、特定の個人に対してアプリケーションを確実に、よりセキュアに配布することが可能です。 開発者が更新をアップロードすると、配布対象のメンバーに即座に通知が届き、インストールすることが可能です。
Androidはアプリの通知、iOSでは登録メールアドレスへメールにて通知します。
またメンバーはアップロードされている過去のリビジョンもダウンロードができます。これにより、不具合のトリアージやアプリ更新時の動作検証をQAテスター自身で行うことができます。
メンバーへの配布の詳しい手順についてはこちらをご覧ください。
- 個人開発向けプラン(Individualプラン)の場合、権限に関係なくメンバー上限は3名までとなります。
- 大規模組織向けプランEnterpriseプランもしくはFlexibleプランの場合、権限に関係なくメンバー上限はライセンス数に依存します。
- 旧企業・組織向けプラン(Startup、Business、Large Business)の場合、こちらをご参照ください。
リンクによる配布
リンクによる配布は、チーム外のQAテスターやベータテスターにご利用いただくことを想定しています。
特徴
リンクによる配布では、以下のことが行えます。
- 特定リビジョンのアプリのインストールリンクの作成
- DeployGateアカウントを持たない方へのアプリ配布
テスターはアカウントを必要とせず、リンクやQRコードさえあればアプリのダウンロードが可能です。 またリンクは複数作成でき、それぞれ配布するリビジョンを任意に設定できるため、用途に合わせたリンクを作成して管理することが可能です。
配布ページのインストール端末数は、契約プランにおける「メンバー数」にはカウントされません。
メンバーへの配布とリンクによる配布の比較表
メンバーへの配布 | リンクによる配布 | |
---|---|---|
セキュリティ | 😃 招待したメンバーだけがダウンロード可能 | 😰 リンクを知っている人であれば誰でもダウンロード可能 ※ 合言葉を設定して合言葉を知っている人のみがダウンロードできるように制限することは可能 ※ダウンロード可能な端末数も制限可能 |
可視化 | 😃 誰が、いつ、どの端末(端末ID、OS等)にダウンロードしたのか、管理が可能 | 😰 端末の情報(OSの種類とバージョン、端末の種類)は管理できるが誰がダウンロードしたのかは管理できない ※ アカウントを持っているテスターの場合はダウンロードの詳細を確認可能です |
リビジョン管理 | 😃 古いリビジョンを遡ってダウンロードすることが可能 | 😃 指定されたリビジョンのみダウンロード可能 |
簡易な配布 | 😰 テスター全員がアカウントを登録する必要があるため、テスターの負担は比較的大きい | 😃 DeployGateアプリを起動してQRコードをスキャンする(Android) / 端末のカメラでQRコードを読み込む(iOS)だけで、ダウンロードできるため、テスターの負担は抑えられる |
価格 | 💵💵 Enterprise、Flexibleプランの場合、利用できるメンバー数はライセンス数に依存します | 💵 特に価格に影響はない ※ プランによって作成できるリンク数に制限があります |
想定されるユースケース | 日常的にチームでアプリを開発していて、特定のメンバー内でテストを行っている場合 | プロジェクト以外のメンバー等に配布するようなアルファベータテストなどの場合 |