Instant Device の基本的な使い方
本機能はベータ版として提供されています。予告なく機能の変更や制限が行われる場合があります。
このページでは、Instant Deviceの基本的な操作方法と便利な機能をご紹介します。
基本操作
アプリの起動
配布ページのInstant Deviceセクションから、デバイス、OS、画面の向きを選択してアプリを起動するボタンをクリックします。

新しいウィンドウでInstant Deviceが起動し、選択した条件でアプリが表示されます。

アプリの操作
起動したInstant Device内では、実機と同様にアプリを操作できます:
- タップ: マウスでクリック
- スワイプ: マウスをドラッグ
- テキスト入力: キーボードで直接入力
- スクロール: マウスホイールまたはドラッグ
デバイス設定の変更
対応デバイスとOS
Instant Deviceは以下のデバイスとOSに対応しています:
| 対応OS | 対応端末 |
|---|---|
| iOS | iPhone 8~16 Pro Max、iPad Air、iPad Pro 12.9、iPad、iPad mini |
| Android | Nexus 5、Pixel 4~Pixel 9 XL、Galaxy Tab S7、Pixel Tablet |
画面の向きの切り替え
縦向き(Portrait)と横向き(Landscape)を自由に切り替えることができます。
アプリの画面回転対応を確認する際に便利です。
スクリーンショットの取得
Instant Deviceを使うと、ブラウザ上で直接スクリーンショットを取得できます。
スクリーンショット取得の利点
- PC上で完結: 実機からPCへの画像転送が不要
- 効率的: 複数の画面を素早くキャプチャ可能
- すぐに共有: 取得した画像をそのまま資料やチャットツールに添付できる
取得方法
ブラウザの標準的なスクリーンショット機能やキャプチャツールを使用できます:
macOSの場合
Command + Shift + 4: エリアを選択してスクリーンショットCommand + Shift + 3: 画面全体のスクリーンショット
Windowsの場合
Windows + Shift + S: Snipping ToolでスクリーンショットPrtScn: 画面全体のスクリーンショット
ブラウザの開発者ツールを使用する場合
- ブラウザの開発者ツールを開く(F12キー)
- デバイスツールバーを表示
- スクリーンショットオプションを使用
複数デバイスでの同時確認
Instant Deviceの大きな特徴の一つは、複数のブラウザウィンドウを開いて異なるデバイスでの動作を同時に確認できることです。

活用方法
- 配布ページを開いたまま、異なる設定で複数のInstant Deviceを起動します
- 画面を並べて配置します
- 同じ操作を各デバイスで実行し、動作の違いを確認します
比較に便利なケース
- iOSとAndroidの表示の違いを確認
- 異なる画面サイズでの表示を比較(iPhone vs iPad、スマートフォン vs タブレット)
- 縦向きと横向きのレイアウトを同時確認
- 異なるOSバージョンでの動作確認
配布ページでのリビジョン切り替え
配布ページから配布するリビジョン(アプリのバージョン)を変更すると、Instant Deviceで起動するアプリのバージョンも変更されます。
リビジョン切り替え手順
- 配布ページの
アップデートの配布セクションを開きます - 起動したいリビジョンを選択します
- 配布ページを更新します
- Instant Deviceを起動すると、新しいリビジョンが起動します
これにより、異なるバージョンのアプリの動作を簡単に比較できます。
使用上の注意点
Instant Deviceでできないこと
以下の機能は、Instant Deviceでは利用できない、または制限がある場合があります:
- カメラやマイクなどのハードウェア機能
- 一部のセンサー機能(加速度センサー、GPS等)
- プッシュ通知
- 特定のネイティブ機能
これらの機能を確認する場合は、実機でのテストが必要です。
パフォーマンスについて
- ネットワーク環境によって、操作の反応速度が変わる場合があります
- 複雑なアニメーションや重い処理は、実機よりも遅く感じる場合があります
セッションの有効期限
Instant Deviceのセッションには有効期限があります。長時間使用しない場合は、再度起動してください。
次のステップ
Instant Deviceを活用した具体的なユースケースについては、Instant Deviceを使ったユースケースをご覧ください。